世界放浪旅日記

旅先で見つけたマイノリティな人々のことなどについて書いてます。

村上龍 著「KYOKO」

村上龍さんの「KYOKO」を久々読み返した。

やっぱり何度読んでもグッと来ちゃうから感想でも書きますよ。

KYOKO (集英社文庫)

KYOKO (集英社文庫)

「KYOKO」は、龍さんの本の中でもかなり上位に入るほど好きな作品なんですが、
龍さんの他の代表作と比べると認知度のやや落ちる作品かもしれません。
おまけに龍さんの作品の中ではかなり異質な物語だと思います。他では多く見られるような過激な描写が全くない作品です。むしろ龍さんの他の本は苦手なのにこの本はいい!て思える人もいるかもですね!
これを読んだ多くの人が言うようにこの作品は“おとぎ話”だと私も理解した上でこの本のことを書いてます。
単身初めて訪れたアメリカで、末期のエイズ患者を抱え
ニューヨークからマイアミへ行くなんて全く現実的じゃないのもよくわかっているつもりなのですが、
それでもこの作品にこんなにも惹かれてしまうのは、主人公が“キョウコ”だからという理由以外はないと思ってます。
私の敬愛する主人公“キョウコ”はキレイで賢くて強くて、
とにかく目標に対してひたすらまっすぐな人です。
こんな人いるわけないし、なれるわけもないんだけどw、それでも少しくらいはキョウコみたいなかっこいい人間に近づきたい!と思わせる唯一無二の存在なのです。
キョウコがアメリカに来た理由もいたってシンプルで、そのシンプルさがまた好きだなーと思わせる要因の一つになってます。押し付けがましくないし。シンプルなんだけどとても重要っていう。

この「KYOKO」だけではないんだけど、
龍さんの作品を読むといつも自分のやりたいことやら、
行きたい場所に対してそこに向かって淡々と目的を達成する努力をしようと思わせてくれます。
私は私であってキョウコにはなれないから、例えばキューバのダンスは踊れないし、キューバには多分行かないと思うけど、
私自身の得た知識やら考えで行きたいと思った場所にはこれからも絶対行きたいなーと思ってる。

大袈裟になっちゃうかもだけど、ホセが教えてくれたダンスがずっとキョウコの救いになってるように
龍さんの小説は私にこれがあるから大丈夫と思わせてくれるものの一つです。
感謝の気持ちを込めてこれからもまた
龍さんの作品に対する愛を語りたくなったらここに書いてこう~


余談ですが、同じく村上龍ファンを公言している
オードリーの若林さんのこの本もめっちゃ面白かった~!!

笑いどころ沢山あるけど最後はちょっとホロっとしました。
↑でキューバは多分行かないって書いたけど
これ読んでちょっと行きたくなったねw
時差ボケがひどすぎて寝れないこと多いから
読書する時間めちゃくちゃあるんで紹介ばっかするやつw